「墾田永年私財法」みたいなことを言おう選手権が開催されたら…

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時事

「墾田永年私財法(こんでんえいねんしざいほう)」という法律をご存じだろうか。とはいっても、これは現在の日本には存在しない。西暦743年つまり奈良時代に制定された法律で、当時はまだ国(天皇)が民間の土地制度について試行錯誤を続けているという時代だった。

墾田永年私財法が制定されるまでは土地はすべて国の所有物で、あくまで期限付きで貸し出されているというシステム。つまり恒久的な私有地を持つことができない上に、しっかりと税金を納めなくてはいけなかった。その結果貸出期限が近づくと人々は働くモチベーションを失い、多くの土地が荒れてしまうという現状があった。

そのような好ましくない状況を打破するために考え出されたのが墾田永年私財法だ。これは新たに開拓した土地は何世代であれ永久に私有地として所有できることを認めたもの。これにより農民の労働意欲は常に爆上がりしたのだが、同時に社会の構造も大きく変わったことから新たな時代の流れを作り出すきっかけにもなった。

さてこの早口言葉のような法律の名前だが、比較的重要な法律名であるだけに繰り返し暗唱して覚えたという人は少なくないのかもしれない。筆者もその一人で、小学生時代に漢字の練習がてらひたすら書いて記憶したのを覚えている。その共通認識からか、SNSでは「『墾田永年私財法』みたいなことを言おう選手権」なるものが開催されている。

要するに似たような響きの言葉を返信ツイートして遊ぶゲームなのだが、中にはとてもセンスのいい回答もあるのでいくらか紹介したいと思う。

「ぶ」の発音が連続するところが芸術点を上げている。

山手線の案内では定番である。

「臣連伴造国造百八十部幷公民等本記(おみむらじとものみやつこくにのみやつこももあまりやそとものをあわせておおみたからどものもとつふみ)」。本家を軽く超えてきた上に読み方すら予想外。まさに完敗である。

お見事。初期微動継続時間は、理科テストの最初の部分に書くだけで得点稼ぎできたことを覚えている。

時々現れる早口言葉風の外国人名。日本人は名字と名前が1つずつだと言うと、珍しがられることは世界的に見て案外少なくない。

他にも漢字だけが羅列された長い単語、韻を踏んだもの、単語を無理やり繋げたものなど、さまざまなアイデアが見られた。気になった方はぜひ覗いてみてほしい。

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