日本でレストランに入ると大抵まずは水、そしてお店によってはおしぼりも運ばれてくるものですよね。 日本を出る前の筆者にとっても、飲食店てそういうものなんだと思っていました。 どんなお店に入っても水はタダで飲めるものだと。
しかし、世界は広くて文化も経済観念も違うものです。
実はボリビアの飲食店では水が運ばれてくるどころか、メインとなる飲み物がコカ・コーラなのです。
今回はそんなカルチャーショックについて実体験からご紹介します。
タダで飲めるものなどない
まずはボリビアに限らず海外のほとんどの国で言えることですが、水は基本的に高価なものです。
日本は割と恵まれていて、水、特に飲用に適した軟水が蛇口をひねれば出てきます。それもかなり安全です。
そのため基本的にコストが安くて、あまり「貴重な資源」という感覚がしないものかもしれません。 タダでお客に振舞ったとしても、お店の経営にはまったく影響しないためサービスとして成り立っているのでしょう。
しかし海外では状況が大きく異なるようで、注文の前に水が提供されることはほぼありません。先に注文するか、席に座った場合は注文を待つのみです。
ごくまれに日本食レストランでは提供されることがあるようで、ボリビアでも少なくとも「レストランけん」さんでは水とおしぼりが提供されています。
ボリビアにはあらゆる方式の注文方法がある
ちなみにボリビアには、世界に存在するあらゆるスタイルの飲食店があると感じています。
どういうことかというと、たとえば食後にカウンターに足を運んで支払いをするという方式。日本ではお馴染みですが海外では珍しい印象です。
またファーストフード店に行けば、先払い方式もよくあります。これはヤパカニに多数存在するチキン屋も採用しています。
質の良いレストランなどであれば、欧米のように食後テーブルで待っているとウェイターが支払い作業をしてくれる方式も。
このようにお店のカテゴリーによって注文と支払いのスタイルがさまざまなので、時々よく観察することが求められます。
コカ・コーラは水!
さて好みによるかもしれませんが、ボリビアで食事とともに楽しむ飲み物といえば水ではなくまさかのコカ・コーラ。
日本の感覚で食事と一緒に飲むとしたら、ハンバーガーなどのファーストフードに限られるかもしれないですね。
たしかに日本の食事とコカ・コーラはあまり相性が良くありません。前述の通りボリビアでも、さすがに日本食レストランでは水が出てきます。
しかしながらボリビアで食事に合わせる飲み物はコカ・コーラが圧倒的な支持を集めます。
これにはいくつかの理由があるのではないかと思います。
- 油脂が多い傾向の食事に合う
- 水を好む人が比較的少ない
- 生水に比べればかなり安全
などで、筆者も安全性の観点からボリビアでコカ・コーラを飲む機会がかなり増えました。
糖尿病という弊害
もちろん日常的に食事でコカ・コーラを飲んでいたら、何らかの身体的異常が表れるのは仕方のないことと言えるでしょう。
実際ボリビアにはたくさんの糖尿病患者と糖尿病予備軍がいるとされています。
やはり食事は糖質と脂質をバランスよく摂取するのが一番だとよく分かります。
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