【コロナ禍の渡航】パナマ・トクメン国際空港の利便性や居心地-中南米からの帰国の記録 2021年10月30日

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旅行

こんにちは、コロナ禍の間ずっとボリビアの田舎町に滞在していたカルロスです。

出入国の要件が厳しい中、必要に迫られこの度日本への一時帰国を決行しました。
その時の記録として残すので、中南米との行き来がある方や経由地選びをされている方などご参考頂けると思います。

今回は、コパ航空のハブ空港として現在も絶賛拡張工事中のパナマ・トクメン国際空港の2021年10月30日現在の様子についてです。

パナマは中米の一大航空拠点

日本人にとって南米圏は最も遠く、最長の旅程パターンとしてたくさんの経由地候補が選択肢として挙がります。

多くの人はまずは太平洋を渡れば北米の大国アメリカ合衆国のいずれかの空港、もしくはメキシコシティに立ち寄ることになるでしょう。
アメリカ国内で2か所を乗り継ぐことも十分想定内です。

では、そのあとは?

ロサンゼルスなど米西海岸の空港を経由してペルーやチリなど南米大陸の西側を目指す場合、そこからは主に直行便を選ぶことができるでしょう。
こちらは南米圏でも比較的便利に感じます。

一方、ブラジルやアルゼンチンなど南米の西側もしくはボリビアを目指す場合、そこそこの距離があるためどこかで乗り継ぐことが少なくありません。
その北米と南米を結ぶちょうどいい中間地点に存在するのが、今回ご紹介するパナマ・トクメン国際空港なのです。

コパ航空便の乗り継ぎならなお便利!トラブルの可能性は?

このパナマ・トクメン国際空港は日本では目にかかれないコパ航空の拠点として機能しています。
そのためコパ航空便で中南米を行き来する際はほぼトクメン空港での乗り継ぎが発生します。

筆者の実際の体験からして、この空港での乗り継ぎで何かトラブルに遭遇する可能性は低く、思ったよりも安心して渡航を続けられると感じました。
いくつかポイントを上げたいと思います。

預入荷物の扱い

飛行機の乗り継ぎで上位に来る心配事の一つは、預け入れた荷物の受け取りと預けなおしが必要なのかどうかでしょう。
地球の裏側との行き来では大抵たくさんの荷物を持っていて、手荷物+大型スーツケース2つを待ち時間に手元に持っておくのはいささか身動きが取りづらいものです。
一人での移動ならなおさらです。

この空港でコパ航空便同士を乗り継ぐ場合は、預け入れた荷物は一度回収する必要はありません
手荷物さえ持っていれば乗り継ぎ便までのんびりと待っておくだけでOKです。

手元に持っていないことで盗難される可能性も低くなるので安心感が増しますね。

面倒な手続き等はナシ!

出発ゲートと到着ゲートの物理的な区分はなく、必要であればすぐに乗り継ぎ便のゲートを探すことができます。

パナマ・トクメン国際空港での乗り継ぎに複雑な審査などは必要ありません
到着ゲートと出発ゲートは共通で運用されているため、到着したらすぐに出発待ち客のひしめくロビーへと出ていくことになります。

筆者は念のため避けたのですが、当空港を40分で乗り継ぐチケットも見かけました。
実際に見てみて納得したのですが、乗客の動線に無駄なものがなく、短時間で降りてちょっと歩いてすぐ乗ることが可能だと見受けられました。

長時間乗り継ぎの居住性やWi-Fiの快適性は?

筆者は今回の帰国中に当空港で11時間滞在しました。
その時感じた快適性・利便性についてまとめます。

Wi-Fiは時間制限付き

アメリカなどでは無料無制限の快適なWi-Fiが設置された国際空港が多いですが、パナマ・トクメン国際空港では少し不自由です。

2つの電波をひと端末ごとに30分間無料で利用することができます。

たとえば筆者の場合PC、iPhone、iPadの3つの端末を持っていたため、それぞれ1時間、合計3時間利用することができました。

ちなみに中南米で利用者の多いメッセージツール「WhatApp」を使って連絡できたのは2021年10月30日時点でこのうちiPhoneのみでした。
そのため筆者はiPhone以外をWi-Fiに接続しているときはLINEまたはInstagramのメッセージ機能を通して外部と連絡をとっていました。
なおその後のアプリのアップデートでPCもメイン機とは独立してWhatsAppを起動することができるようになったため、このような工夫は必要なくなりました。

あともう一点難点を挙げるとすれば、2021年10月30日時点では第2ターミナルでは繋がらないということ。
筆者の乗り継ぎ便の出発ターミナルは第2ターミナルだったので、早めに出発ゲート付近に移動してからの数時間は連絡をとることができず少々不便でした。

制限時間と繋がる場所が限られているという点で少々サービスとしては物足りない気がしますが、今後の改善に期待したいところです。

ちなみに、Android端末であれば再起動することでもう一度同じSSIDに接続しなおすことが可能なのだとか可能でないのだとか…
試したことのある方はコメントください。

コンセント類

スマホなどの充電に使うコンセントは、そこまでたくさん設置されているわけではありません

第1ターミナル1階中央の待合ロビーで使うことができますが、混み具合次第では付近の人たちと譲り合いながら使う必要があるでしょう。
複数のUSB端子のついたACプラグを持っていると大変役立つでしょう。
電圧は日本製品であればほぼ心配する必要はありません。

ベンチは手すり付き

横になる場合、背もたれを使うことはできないものの平たい部分をうまく使うことは可能。画像は第2ターミナルのもの。

長時間の乗り継ぎとなると、せめてベンチで横になることができれば嬉しいところ。

なのですが、パナマ・トクメン国際空港に設置されているベンチはすべて手すり付きで、横たわるのは若干不便です。
ただし寝るのがまったく不可能というわけではなく、細身の人であれば手すりの前方にあるいくらかの隙間を縫ってバランスをとりながら体を休めることができそうでした。

出発ゲートがまだはっきりしないうちは第1ターミナル中央の待合ロビーで待機し、それが判明してからその付近に移動するという行動パターンで良いでしょう。

第1ターミナル1階中央にある待合ロビー。

ただし上述の通り第2ターミナルには空港のWi-Fiが繋がっていないため、搭乗時間がなるべく近くなるまでは第1ターミナルで時間をつぶしておくべきかと思います。

夜間の乗り継ぎが必要な方は注意が必要でしょう。
あるいは時差ボケ対策も兼ねて、空港滞在中は一睡もしないと割り切ってしまう作戦もアリだと思います。

レストランは充実!

レストランエリアとの行き来は意外と見つけにくく不便。
階段を上がった先には通路に並ぶ各店舗のカウンターが現れる。

この空港の第1ターミナル2階にあるレストランエリアも規模は控えめながらも選択肢は充実しています。

意外と分かりにくいかもしれませんが、第1ターミナル1階待合ロビーにあるエスカレーターを上った先にそれはあります。

選べる食事のバリエーションはそれなりに豊富です。
健康に配慮した自然食品、お酒を楽しめるバー、ハンバーガー、フライドチキン、ピザ、ラーメン、寿司、シナボンなどから得ぶことができます。

日本食も健在です。

座席はそれぞれのお店ごとに十分用意されているというわけではないようで、通路沿いにちらほら、あとは一か所にまとめて設置されているようでした。
コロナ禍でスペースを空けるよう推奨されていることも相まって、食事の時間には座れない人がでてくる雰囲気でした。
混む前の少し早めの時間帯に余裕をもって行って注文することをお勧めします。

食事が終わって降りる際は、降り口の少なさに驚くかもしれません。
エレベーター、もしくは飲食スペースの反対側にある階段から1階へ降りることができます。
上りにあるエスカレーターは下り用には設置されていないようです。

ショッピングも充実

時間をつぶすためにウィンドウショッピングをしたい方も少なくないと思いますが、免税店も充実しています。
さすがにアメリカの超巨大要塞空港には及びませんが、じっくり回ればそれなりに時間をつぶすことができます。

まだまだ成長中の空港

2021年10月30日現在もこの空港は拡張工事の真っただ中で、今後もしばらく続くことでしょう。
主な内容としては第2ターミナルの拡張及び鉄道の開通です。

第2ターミナル拡張工事

拡張工事中の構造物が防音壁に囲まれています。

第1ターミナル通路の途中にある第2ターミナル入り口を入っていくと、その狭さと裏腹に巨大な要塞へと繋がっていきます。
入り口には第2ターミナルのミニチュア模型があります。
どうも鳥の羽ブーメランのようなデザインで、先進的な建造物であることがうかがえます。

第2ターミナル入口にはターミナルの模型が。

今回の筆者のサンフランシスコ行の便もそうでしたが、第2ターミナルも多くはコパ航空便が使用している模様で、外を見るとたくさんのコパ機を見かけます。
米国経由で中南米を行き来する人はここを利用することが多いのかもしれません。

2021年10月30日現在では渡航者が行きかうだけのただの無機質な空間です。
通路脇は工事用の白い防音壁に覆われており、その奥では工事の音が響いている印象でした。
いずれは複数階構造の免税店街やもしかするとレストランエリアも設置され、第1ターミナルに匹敵する賑わいを生むことでしょう。

鉄道の開通

第2ターミナル通路と直角に配置される鉄道駅。

当空港はパナマ市街地から数km離れているため、アクセス利便性を高めるため鉄道の建設が進められているようです。
第2ターミナルの付け根付近には直角に伸びてきている線路の高架を確認することができました。

南米への経由地としておすすめ

第1ターミナルから北を望む。海は遠くないが山側方向であるのと、そこまで高い建造物ではないため眺望はさほど良くはない。

ということでまとめると、パナマ・トクメン国際空港は南米への旅行者が経由地として選択するには十分な利便性、快適性をもった空港であることをお伝えします。
ぜひご予定の際には参考にしてみてください。

コメント

  1. hawaii drinking beneath the sea 53 Things to doPapokaku Beach Park.

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