【コロナ禍の渡航】中南米から日本への帰国に必要だった書類とは 2021年10-11月の記録1

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旅行

2020年初頭に始まったコロナ流行によって、世界中の渡航者にとって難しい時期が続いてきました。
ボリビアに滞在していた筆者にとってもその影響は非常に深刻で、長らく一時帰国を見送ってきました。

世間ではやむを得ず海外と日本を行き来する人に対する理解のない辛辣な言葉が今も目立ちます。
ですが2021年10月の終わりについに帰国を実行し、無事日本に帰ってくることができたのでここに記録することにしました。

今回はボリビアからの帰国に関する概要、それに際してどのような準備が必要だったのかをお伝えしたいと思います。
中南米だけでなくアメリカを経由した渡航を計画している方も必見です!

帰国計画の概要と書類

2021年10月30日時点でボリビアから日本に戻るために必要だった事前準備及び書類は以下の通りになります。

  • 航空券
  • 渡航出発72時間以内のPCR検査陰性証明書(日本入国に必要)
    ※「1日前」に変更されているので要注意
  • 宣誓書(米国入国に必要)
  • ESTA(米国入国に必要)

ちなみに2021年11月8日以降現在ではオミクロン株の流行に伴い必要な書類が変更され、また増えています

  • 渡航出発前日以降のPCR検査陰性証明書(米国入国に必要)
  • ワクチン接種証明書(米国入国に必要)

以下、それぞれ詳細についてまとめたいと思います。

航空券

購入したチケット及び旅程は以下の通りです。

  • コパ航空: サンタクルスビルビル空港 10月30日 1:39発 → パナマトクメン空港 5:35着(時差+1h)
  • コパ航空: パナマトクメン空港 18:06発 → サンフランシスコ空港 23:45着(時差+3h)
  • ユナイテッド航空: サンフランシスコ空港 10月31日 11:15発 → 関西空港 11月1日 15:25着(時差+17h)

実家の最寄りの国際空港の一つ関西国際空港へのチケットを購入しました。
後に道中でとんでもない経験をすることになったのですが、詳細についてはまた後日記録したいと思います。

チケットは往復で131,360円でした。これはだいたい及第点の安さ、コロナ禍ならむしろお得なくらいの値段です。
購入したサイトはExpediaです。

渡航者用PCR検査陰性証明書

2021年10月30日当時、米国通過及び日本入国には最初の出発地での出発前72時間以内のPCR検査陰性証明書が必要でした。
出発前72時間という時間制限は、途中で空港の外に出ることがなければ起算しなおす必要はないとのことでした。今回の場合はボリビアを出国する空港での出発から逆算して72時間、ということですね。

つまり逆にいえば途中のどこかの空港で外に出て宿泊するなどした場合には、現地で新たにPCR検査を受け陰性証明書を発行する必要があるということ。注意が必要です。
時間数は変われど、このルール自体は今後も踏襲されることでしょう。

※なおオミクロン株の感染拡大に伴って2021年12月30日現在、PCR検査陰性証明書は出発1日前に変更されています。
お間違いなく。
「1日前」が24時間を意味するのか日付上の前日を意味するのか、筆者は確認するに至っていませんが、可能な限り前者のつもりで対応できるよう準備しておくと良いでしょう。

ボリビアでの陰性証明書取得

サンタクルス市内のクリニックLABOGEN。渡航予定者への丁寧なヒアリングで安心感のある対応でした。

さてボリビア出国に関わる陰性証明書取得に関して。

在ボリビア日本大使館公式サイトの提供する2021年11月25日更新の最新データによれば、ボリビア国内で発行することのできる機関は全国で6か所です。
詳細はこちらをご参照ください。

ちなみに筆者が検査を受けに行ったクリニックはサンタクルス市内のLABOGEN(ラボーヘン)
公式サイトを訪れるとチャット機能が搭載されており、簡単に問い合わせることができます。

当然ながらやり取りはスペイン語になりますが、レスポンスは非常に早く的確に疑問に答えてくれます。

取得にかかった費用は500Bs(ボリビアーノス)で、日本円に換算するとだいたい8千円ちょいくらい。
日本に比べるとだいぶ安くで済みます。

午前11時までであれば当日夕方までに検査結果のメール通知及び所定のフォーマットの受け取りが可能です。
日本専用のフォーマットを渡しておけばそれに必要事項を記入してくれます。

必要な書類はパスポートで、渡航の出発や到着のタイミングなどもヒアリングしてくれて一人ひとり丁寧に対応してくれる印象でした。

米国入国用宣誓書

渡航時に米国を経由する場合には宣誓書(Attestation)が必要です。

2021年10月30日に筆者が渡航するタイミングではこの書類は目を通してサインする程度の合計2ページの簡単なものでした。
ですが今後渡航する予定の方には注意が必要な点として、現在この書類は7ページに及ぶ長大なものに改訂されていて、英語やスペイン語等に慣れていない方にとっては細部に目を通すだけでも時間を要するものとなっています。

フォーマット自体は出発時にカウンターでもらうことができるとは思いますが、必要事項の記入に時間がかかる可能性があるため事前に自分で印刷して持っていくことをお勧めします。
フォーマットは在ボリビア大使館公式サイトなどで入手することが可能です。

ESTA

新たに渡航する方はもちろん、帰国予定の方にとっても忘れないよう気を付けるべきなのがESTAです。
2年しか有効期限がないので、事前にしっかり準備に含めましょう。

ワクチン接種証明書

アメリカで承認されているワクチンは日本でも承認されているものを含め2021年12月30日現在7種類あるので、ほとんどの方は通過に支障はないでしょう。

ただし米国へ出発する14日以上前に接種を完了している必要があり、ワクチン接種証明書には 氏名生年月日発行機関名及びワクチンの種類が記載されている必要があるとのことです 。

ちなみに筆者はボリビア国内でジョンソンエンドジョンソンを接種しています。

出発前に時間に余裕をもって入念な確認を

以上が今回筆者がボリビアからパナマ米国経由での帰国に際して準備した書類及び計画の概要です。
ただし2021年12月30日現在すでに複数回変更が加えられており、今後もコロナ感染状況に伴って頻繁に変更が加えられることは確実です。

大使館や経由国の大使館公式サイト等をしっかり確認し、常に最新の情報を入手するよう強くお勧めします。

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