まるで中世中国の試験? 「試験会場で秒で脱がされた服」がメルカリで出品

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時事

学生にとって、大学の試験はその後の人生を大きく左右する一大イベント。狭き門をくぐるために少なくとも、一年もしくは高校生活3年間すべてを勉強と来る試験のために費やす。日本では少なからぬ割合の人々がこのような経験をしたことがあるのではないだろうか。

試験直前に振り返ってみれば、プラン通りの試験対策を入念に行えた人と準備不足で食いが残る人に大きく分かれる。もちろん人生で訪れる重要なステージはいつも完璧にことが運ぶとは限らない。だからこそ試験当日には自分の最大限の能力を発揮できるよう、あらゆる分野でコンディションを整えるのである。

さて、SNSではそのような努力の痕跡ともみなせるとある商品がオークションサイトに出品されたことで話題となっている。それが「試験会場で秒で脱がされた服」だ。

一見すると黒を基調としたデザイン性の高いパーカーである。しかし次の瞬間、白い線はランダムに並べられたたくさんのグラフや数学の定理であることが見てとれる。そう、試験会場ですぐに脱がされた理由とはこれらびっしりと服の生地に埋め尽くされた数学的ヒントの数々なのだ。一体どうしてこの服を試験日にチョイスしたのだろうか。それが受験生の最後のあがきなのだとしたら、実に涙ぐましい。

この服の投稿にはたくさんのいいねとコメントが寄せられている。

秀逸なものの一例を紹介すると、「科挙のカンニングじゃん」というリアクション。かつて中世中国の王朝で役人を登用するために行われていた試験「科挙(かきょ)」のようだというものだ。その試験ではあまりの過酷さにカンニングを図ろうと、服や指先ほどの小さな本などにさまざまなメモ書きをした人が少なからずいたようだ。現代の受験生が感じる必死さに通じるものがある。

他にも「実際に試験の答えが書いてあったのか気になる」というもの。その試験は実際に数学だったのだろうか。試験官がその服を脱がすという判断に至った経緯を知りたいものだ。また「これ着て試験受けないといけない人は、そもそも見てもできないからセーフ」というコメントも。たしかにランダムに並べられたグラフや定理を見て記憶力を呼び覚ませられるだけの準備をした学生だけが、この服に書かれたメモを活用できると言えるだろう。

さらにクスっと笑いを誘うのが、「これしか着てなかったら上半身裸で試験を受けるの?」「下にちゃんと別の服を着てたのかな?」と当該受験生を心配する声。寒い冬の時期に行われる大学受験だが、このパーカー一枚だけを羽織っていた場合の試験官のリアクションと判断がどうなるのか見てみたいものだ。

まさに藁にもすがる思いであらゆる努力と準備をもって挑む受験。当日試験会場に向かう際に服を選ぶだけの余裕がもてるよう、早い時期から準備を進めておくことは欠かせないだろう。

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