コチャバンバ~イキケ
お待たせしました、いよいよ本番のボリビア・チリ越境編です。
日本人にとって陸の国境を通ることはそうそうあることではありません。
筆者にとっても人生でわずかに3度目の陸の越境です。
この時の筆者の心境としては、「とりあえず10カ月ぶりに海を見に行きたい」といったところ。
やはり日本人。生活環境に海がないというのは自分としては少し物足りないです。
乗り込んだバスはヤパカニからの便と同じく一階建てで、この路線はもちろん3列シート。横幅はしっかりゆとりが確保されています。
天井にはUSBコンセントや照明が設置されています。
また国境到着までにボリビア出国の書類をオンラインで完成させておく必要もあります。
バスの前方にQRコードがあり、それをスマホで読み取ってフォーマットにアクセスし書類を完成させる仕組みです。
質問の内容は自身の情報や出国の詳細や動機などで、乗っているバスのナンバーについても確認されます。
しかしボリビアもだいぶスムーズなシステムを導入するようになり、時代も少しずつ変わってきたなと感じます。。
それではいよいよ長旅の出発です。
コチャバンバ~オルロ
出発時刻は午前9時半頃。
国際線バスというだけあり、ターミナルを出る前には警察官の人が乗り込んできて身分証明書の確認を行います。
日本人であればパスポートとバスのチケットを見せればまず問題なし。
というわけで無事にターミナルから出発です。
ここからは日本ではなかなか味わえない荒涼とした車窓をお楽しみください。
ボリビアにはいわゆる高速道路というものは発達していないため、出発してしばらくはコチャバンバの市街地を抜けていきます。
コチャバンバ空港とボリビア航空(BOA)のビルが見えてきました。
さて市街地を抜けるともうそこは荒涼とした岩だらけの山々が連なる高地の入り口です。
ところどころには田畑も見られます。
気づけば一気に標高が上がっています。
時刻は昼過ぎになり、ここで一旦小休止。昼食のお時間です。
トイレは2Bs、昼食の相場は15Bsくらい。
選択肢もそこそこあるいいお店でした。
地図によると近くに展望台があるらしくそちらも見てみたかったけど、ここもとにかく眺めがいい。
出発した後もとにかく眺めがいい。
車窓ばかりになってしまうので興味のある方はぜひYouTubeの再生リストへ。
ちなみに道路に関しては、ボリビアの主要都市を結ぶ路線であるだけあってそこまで悪くはありません。
片側2車線区間もあり、舗装工事がしっかり進められきた歴史を感じます。
乗り心地も意外と快適。
こうして景色を見ながらバスで移動していると、昼行便と夜行便でどちらがいいのか本当に悩みます。
時間と宿代の節約になる夜行便は非常に合理的な移動手段ですが、昼行便はそれを補えるほどの景色の楽しみと新しい発見があるように思えます。
もちろん昼行便もそれなりに疲れるし不便も多いですが、このポイントを押さえておくと旅の楽しみ方が広がるのかもしれません。
走り続けること約5時間、オルロ市に到着です。
オルロは南米三大祭りの一つが行われる都市で、以前は鉱山の町として時代を作った都市です。
ウユニ塩湖を目指してボリビアに来た人は陸路だと必ず経由する都市でもある、ある意味観光客にとって重要な場所でもあります。
オルロ~コルチャネス(チリ国境)
オルロを出ると、いよいよチリ国境へ向けて突き進みます。
地図上ではウユニ塩湖からもさほど遠くない場所を通っていきますが、イメージ通り乾燥した大地が広がります。
乾燥した平原が続くと思ったら、小高い山がぽつぽつと出現。
この辺りでも既に4,000メートル近い標高には到達していたと思われます。
遠くに真っ白な湖のようなものも見えました。恐らく角度によってはウユニ塩湖の一部が見えていたのではないかと思います。
オルロから走り続けることさらに3時間、ついに国境付近の町ピシガに近づいてきました。
ボリビア・チリ両国を行き交うトラックやバスがたくさん停まっています。
国境の町に着いたら、バスは国境の検問通過のため列に並んで待ちます。
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