ボリビア在住5年の筆者が隣国チリに旅行に行った記録の第7弾。チリ南部の都市バルディビアを拠点にその周辺を見て回った様子についてまとめます。
太平洋を挟んで日本と対を成す場所は一体どんなところなのか、少しでも知るきっかけになれば嬉しく思います。
バルディビア~ニエブラ
バルディビアから河口へ向かっていくと、ニエブラという町に辿り着きます。まずはそこに向かいます。
バルディビアの渋滞事情
バルディビアには公共交通機関がバスやタクシーなどの自動車しか存在しません。
さらに住宅街などは日本のように1.5車線かつ一方通行でない道路も結構多く、最終的に所要時間が徒歩とさほど変わらないというケースもありそうでした。
なので昼間は特に慢性的な渋滞が発生しがち。
昼過ぎに宿を出た筆者たちも、もちろん市街地を脱出するのに少し時間がかかりました。
最後に川の対岸に渡る橋まで到達してしまえば、あとはこっちのもの。交通量は一気に緩和されて田舎道になっていきます。
日本とは左右が反対になるだけで、運転していて特に違和感を感じることはありません。制限速度も60km/hから80km/h程度でちょっとスピードがのる程度です。
ニエブラ船着き場
バルディビアから25分ほどで、太平洋岸の町ニエブラへと到達。広めの駐車場を見つけたのでひとまず停まって様子を見てみます。
船着き場で、どうやら2時間に1本程度対岸に渡る船が出ている模様。
対岸も興味はありましたが、この日はとりあえず車で北上していきたかったので詳しくは調べませんでした。
ちなみにGoogleマップではこちら。見ているとどうもバルディビアの市場や潜水艦など余計な写真がいっぱい紐づけられている模様。実際は船がいない時間帯は人が少なく、落ち着いた雰囲気の場所です。
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チリは田舎でもインフラが充実
太平洋まではあとほんの少し。ぐねぐねと海岸線を沿うように続く道をさらに進みます。
田舎度合いを深めていく田舎道。
小さい村や漁村が点在しているようで、それらを縫うようにしていきます。ところどころで視界が開けるポイントがあるので、そういうところもこまめに拾って空気を味わいます。
内陸国在住と内陸国出身の夫婦にとっては、海に近づいていると感じるだけでやっぱりワクワクします。
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しかしそもそもこのような辺鄙な場所の道路ですらしっかりとアスファルトで舗装されていること自体が、チリのインフラ整備がしっかりとなされていることを証明しています。さすがチリの田舎。
ニエブラ海岸
進んでいるとだいぶ視界が開けてきました。海が日光を反射して鮮やかな青色に輝きます。
少し写真を撮っていると、現地の女性が声をかけてくれました。どうやらゲートで区切られた住宅街の下にプライベートな砂浜があるようで2,000CLPで中に通してくれるとのこと。特に高いわけでもないので利用して海岸まで降りてみます。
細い川の河口に位置するのか、急峻な崖に囲まれている中でここだけは砂浜が広がっています。
やっぱり波の音を聞いているだけで人間落ち着くものです。自然を味わいながら少しゆっくりしました。
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もうちょっと画質と音質が良かったらなぁ。バッテリー容量だけで選んだスマホなので仕方ない。
場所は地図上で確認すると恐らくここ。
この辺りは河口周辺ならではの複雑な地形の入り組み方をしています。それだけに、海の壮大さと険しい岩山の荒々しさを同時に味わえるのがポイント。
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次回、北上しクリニャンコ・ピロルクラ海岸へ
このバルディビア海側エリアの見どころはまだまだ続きます。というか今回の旅でも見ることができたのはほんの一部に過ぎないと感じています。
次の記事ではニエブラから北上し、さらに開けた太平洋沿岸エリアをドライブした様子についてまとめていきます。
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