11月20日から始まるFIFAワールドカップカタール。コロナ禍が始まって以降初めて迎えるW杯になりますね。アルゼンチン代表メッシは今回が最後のW杯になることを明言しており、今大会で注目を集めるトピックであることは間違いないでしょう。日に日に人々の注目を集めているW杯は中東・カタールで開催されます。実際にカタールに渡航するためにはどのような要件をクリアする必要があるのかまとめました(2022年10月9日現在)。
この記事はカタール非居住者の訪問を想定して執筆していることをあらかじめご了承ください。
公式情報を確認
海外旅行に慣れている人であれば真っ先に確認するのが現地大使館公式ウェブサイトです。サイトを訪問するとカタール入国要件についてまとめているページにアクセスすることができるので、渡航日までは必ず毎日確認しましょう。いつどんな規制の変化があるか分かりませんからね。
入国時の必要条件
ワクチン接種は絶対必要ではない
カタールへの渡航のためにワクチン接種を受けることは義務付けられていません。健康上の理由でワクチン接種をしていない人でも安心ですね。
ワクチン接種証明書は後述するアプリでアップロードすることができます。カタール国内で公共施設を利用する際アプリに表示されるステータスを提示することになりますが、ワクチン接種が完了している場合はより優遇されたステータスが表示されます。接種が完了している場合は登録しましょう。
Ehteraz(イハテラーズ)アプリのインストール
上記サイト(リンクは英語サイト)にアクセスし、一番左の選択肢から入国前の事前登録を行います。カタール到着3日前までに登録を完了させる必要があるので注意です。
新規登録者は新しいアカウントを作成する必要があるので、必要な項目を入力していきます。
まず最初の画面で要求されるのは以下の通りです。
- 国籍
- Eメールアドレス
- パスワード
- パスワード確認
- 使用する言語(現地語以外では英語)
さらに登録を進めていく際に必要な情報は以下の通りです。
- パスポートの各情報
- 航空券の各情報
- ホテルの予約に関連する情報
陰性証明書の事前アップロードは可能かつ必要なのか
前述の通り到着3日前までに事前登録を完了させることになるわけですが、海外渡航用陰性証明書の提示に関して資料にはこうあります。
渡航者は入国時にいずれかの陰性証明書を提示しなければならない。PCR 検査であれば出発の48時間以内に取得したもの、 迅速抗原検査であれば出発の24時間以内に取得したもののみが有効とみなされる。迅速抗原検査は医療機関において受けなければならず、家庭用迅速抗原検査キットで取得した陰性結果は無効となる。
カタールへの入国について(詳細版)より引用
ここからわかるように、PCR検査結果を事前アップロードするには「カタール到着3日前よりも前」かつ「出発48時間以内(PCR検査の場合)」というタイミングで行う必要があります。しかしこれは当然ながら現実的ではありません。
資料の続く部分によれば、これら陰性証明書は事前登録時にアップロードする必要はありません。手持ちで入国時に持参するだけで大丈夫です。
陰性証明書の検査方法は「鼻咽頭拭い液」であれ「唾液」であれどちらでも問題ないようです。
日本人は30日以内の滞在であればビザ申請の必要なし
日本人のパスポートを持っている人であれば、30日間以内の滞在に関して無査証での渡航が承認されています。
まとめ
以上のことから、カタール入国に際しての必要書類はさほど多くないことが分かります。必要な書類を時系列順にまとめます。
- パスポート
- 航空券
- 滞在先(ホテル等)に関する情報
- EHTERAZのインストールと事前登録(カタール到着3日前まで)
- 海外渡航用陰性証明書: 出発前48時間(PCR検査)または24時間(迅速抗原検査)
- ワクチン接種証明書のEHTERAZへのアップロード
渡航をお考えの方はぜひしっかりとご確認のうえ、良い旅をお楽しみください。
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