【言語習得の道のり】学習はそれぞれの分野をバランスよく

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言語習得には、読み書き聞き取り発音という主な分野があります。この中で最も難易度の高い分野はどれなのでしょうか?

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バランスよく、しかしあえて優先順位を付けるとすれば…

どの分野も大切で相互に補い合っているので、可能な限りどの分野も網羅したいところです。

そのうえで、効率よくモチベーションを維持しながら言語を習得するには知っておくべき方向性が存在します。

音でのやりとりが優先

音でのやりとりが最重要

筆者の経験上、言語初心者が早いうちに手を付けるべきなのは耳と口を使った音によるやり取りです。
いわば聞き取り発音ですね。

そしてその中でも特に重視すべきなのは聞き取り、特に単語を聞き取ることです。
どういうことかというとボキャブラリーを増やす、つまり聞いて意味を理解できる単語数を増やすということ。

ネイティブファースト!

言語を習得する目的は、決して言語学習者同士で苦労を共有したりカッコつけたりするためのものではなく、
間違いなくその言語を話すネイティブと自然な意思疎通をすることです。

この最大の目標を達成するためには、まずはネイティブが話している言葉を理解する、この段階を避けて通ることはできません。

ネイティブこそが正義。

それで、スペイン語にせよ英語にせよある言語を学習するとしたら、聞いて理解できるボキャブラリーを増やすことです。
これを達成する過程で手を動かして書いたり反復したりするなら、読んで理解できるボキャブラリーも向上させることができるでしょう。

耳で聞いた情報と読む情報がリンクするわけですね。
この点、表音文字であるアルファベットを使っているスペイン語は易しい部類に入ります。

一方で、初心者の段階ではまだ自分でしゃべって表現するレベルまで目指す必要はありません。
耳で聞いて繰り返し真似をしているうちに、自然とその言葉を話すことができるようになってくるからです。

それぞれの分野ごとの特色と攻略法について

言語の各分野

各分野のレベルを引き上げていく上で、知っていて役立つことについてまとめてみます。

読む

外国語を学習するにあたって最もハードルが低いのが、読むことです。
インターネットが一通り普及しきった現代では、スマホさえあれば多くの言語の文章を手軽に読むことができます。

読む能力はネイティブもそこまで高いとは限らない

まず正確に読むことは、必須ではありませんが情報を収集したり記憶を定着させるためにはかなり大きく寄与する分野です。

特に日本人は英語教育によりアルファベットに関する理解は申し分ありませんし、慣れていけば簡単に文章から正しく情報を得られるようになります。

ただし覚えておくべきことは、日本語と同じように新聞などで書かれた言葉と実際に話される言葉はかなり異なるという事実です。

文法や話の筋の整った書き言葉は理解できるのに対し、日常での話し言葉は発音の曖昧さに加えて文法の崩れによってさっぱり分からない、という現象は筆者にとってもよくある壁です。

なので、ずっと読む勉強を続けてもどこかで言語能力全体の成長で見ると限界にぶち当たることを知っておくべきでしょう。
読む能力には限界があります。

「読む能力≠会話する能力」
このことを覚えておきましょう。

また、日本人にとってスペイン語を読むことでしか知れない知識というのも比較的多くありません。
なんなら教育レベル次第では、ネイティブよりも日本人学習者の方がしっかり読めているくらいだったりするのも珍しくありません。
読む能力に関して、現地ではそもそも高いレベルは求められていないわけです。

同じ時間を学習に振り分けるとすれば、他の分野が優先になるでしょう。

朗読の反復練習には一定の効果あり

ただし、声に出して読むことを徹底的に繰り返すことで、後述する発音という分野でかなりのアドバンテージが生まれることはたしかです。

3‐~5文程度を含んだ中程度の長さの文章をひたすら朗読すると良いでしょう。
短すぎると簡単すぎて、長すぎると飽きてしまうからです。
内容はなるべく普段の会話に近い内容がいいですが、ネットニュースの記事であれ本であれ何でも構いません。

また、必ずしも文の意味や構造を徹底的に知る必要もそこまでありません。
そのあたりの知識はおいおいついてきます。

個人差はありますが、数十回も繰り返せば語尾の子音と次の語頭の母音が繋がり、ネイティブのようにスラスラと読むことができるようになると思います。
ちなみにこの状態をスペイン語で“corriente(直訳: 「流れ」)”と呼びます。

朗読でスラスラ発音できない言葉を、日常会話で考えながら上手に言うことは現実的ではありません。
バカの一つ覚えのような口癖でも、それが積み重なれば大きなアドバンテージになっていきます。
一日たった4,5回だけでも朗読する習慣は身につけておいて損はないでしょう。

書く

正確に読めれば正確に書くこともいずれできるようになります。

ただし、自分の考えを正確に表現するためのより高度な文法の知識が必要になります。

スペイン語は知っている単語を単純に並べるだけでは意味が正しく伝わらない言語です。
それでも、いずれクリアできる壁です。

ここまでが視覚による文字のコミュニケーション。
次に聴覚による音のコミュニケーションです。

聞き取り

聞き取りは最重要

聞き取りはスペイン語圏で生活するために最も重要で欠かせない分野です。

読み書きができなくても最悪聞くことさえできればOK。
なぜなら、十分な教育の行き届いていない地域に住むネイティブも同様だからです。

正確に聞くことができれば、それに対して正確なリアクションを起こすことが可能です。
「右に行け」と言われれば右に行くことができ、「窓を開けて」と言われれば窓を開けることができるわけです。
同じ言語を話す人同士では当たり前のことですが、実はこれこそがコミュニケーションで最も大切なだといえるでしょう。

聞き取りは最低限の文法を把握してボキャブラリーさえ増やしていけばいずれできるようになります。
筆者がボキャブラリーを最重視するのはこういった理由からですね。

人によって異なる言い回しをすることもあるので、必要な知識も山ほどあります。

たとえば上述の例の「窓」ですが、通常は”ventana”という単語が使われます。
ですが”ventanita”と言われたらどうでしょう。
これらはニュアンスは異なれどどちらもまったく同じ意味で、人によっては後者のように言うのが癖になっている場合もあります。

このように、日常会話でしか蓄積できない情報というのはいくらでもあって、そのほとんどがネイティブの発音を聞くことからくるのです。
聞き取りは間違いなく最重要分野です。

発音

聞き取れるようになったら、次は発音

相手の言っていることを理解したなら、正確にリアクションする準備が整っていることになります。

そのリアクションが行動によって示せるものであれば簡単なのですが、何かを言葉で返さなければならない場合どうでしょう?

この時に必要なのが、相手に伝わる発音です。

たとえば英語のネイティブにカタカナ外来語で「ウォーター」と発音して注文したら、まったく違うものが出てきたというのはよくある話です。

スペイン語は日本人にとって比較的発音しやすい言語ですが、それでも実際にネイティブの相手が首をかしげてしまう状況は筆者にとって珍しくありません。
理由はいくつか考えられますが、少なくとも相手が聞き取れない発音だったというのは事実です。

自分の発音をネイティブが聞き取れないのであれば、責任はすべて自分の側にある
筆者は常にこのことを意識しています。

また、考えながら単語を並べて話すこと自体に大きなハードルを感じる人は決して少なくないでしょう。
これもネイティブと話す機会を求めるか、自分で意識して独り言を並べるなど地道な努力が求められるかと思います。

後者は発音を直してくれる相手がいないのが致命的なデメリット。
やはりネイティブに囲まれた環境というのは貴重だとつくづく感じます。

スペイン語独学の方、お手伝いします。

さて、ここまでご覧の方の中には既に独学もしくはそれに近い形でスペイン語学習を進めている方もおられるかもしれません。筆者も日本では完全独学を貫いてきたのですが、やはり誰かと実際にスペイン語を使ったり相談できる機会があるだけでだいぶ習得の道のりが変わっていただろうなと想像できます。

筆者は最近「ココナラ」というサイトで、安くて気軽に、短時間でサクッとできるスペイン語会話ビデオチャットサービスを始めました。「会話が成立するようなレベルかどうか心配」「いきなりネイティブが相手だと緊張する」というお悩みをおもちの方、

その気持ち、めちゃくちゃ分かります。

そんな方のために、レッスンという堅苦しい枠にとらわれず、スペイン語というテーマでの雑談の延長線上という位置づけでやっています。ご希望次第では、ボリビアでの生活に関する情報についてご提供する場としてもご活用頂けます。

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ricango.com

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